宅配ボックスの設置によるコスト削減効果を計算!ドローン配送も!? - 通信業界のゆとりが伝えるゆとったブログ

宅配ボックスの設置によるコスト削減効果を計算!ドローン配送も!?

雑記
06 /09 2017
宅配ボックス削減効果タイトル
どうもこんにちは、通信業界のゆとりです。

みなさんの家には宅配ボックスは設置されていますか?
わたしは一人暮らしですが、たまたま今のマンションには旧式ではありますが宅配ボックスがあり、一人暮らしで日中いない身としてはとても便利です。

コンビニ受け取りも十分便利なのですが、レシートを発券したりするのも多少なり面倒です。しかし、宅配ボックスはほんとに郵便受けと同じようにもう家荷物がある状態なので、ダンボールの荷物を持って歩く必要もありません。

2017年6月8日、パナソニックは2016年11月より開始した宅配ボックス実証実験の最終結果報告を発表しました。
宅配ボックス設置により再配達率が49%から8%に減少したという結果になりました。

この実証実験は福井県あわら市とパナソニックが協力して行われた実証実験で、あらわ市内の家庭106軒に宅配ボックスを12月から3月の4か月設置しました。

再配達率の削減効果は上に書いたように41pt改善しており、これは1月あたり223時間の労働時間を削減する効果に相当するそうです。

宅配ボックス削減効果600

パナソニック公式ホームページより

ぱっと見、おお!これはすごい!と感じますが、実際にこの数字はすごいのでしょうか?
だって、宅配ボックスを設置したら再配達が減るのは当然のことです。
宅配ボックスと人権費のコストを比較しなくては意味がありません。

ということで、わたしが計算してみました。

スポンサードリンク



宅配ボックスのコストと人件費どっちが高いのか?

今回の宅配業者の労働時間削減効果は1月あたり約223時間です。
この実証実験は106軒の家を対象にしていましたから、宅配ボックス1つあたりの削減効果は223を106で割った数字となります。

223時間 ÷ 106軒 = 2.1時間/軒

宅配ボックス1つにつき1月あたり2.1時間の労働時間削減効果がありました。
それでは宅配ボックスは生涯どれくらいの労働時間を削減してくれるでしょうか。
宅配ボックスの寿命がどれくらいかわからないのですが、国税庁の減価償却のときの耐用年数で金庫が20年となっていました。外に出すことを考えるとそれよりは短くてもいいかなと思います。しかし10年はちょっと短い気がしますので、ここでは15年としてみます。

1月あたり2.1時間の削減効果なので、12をかけて1年あたり、さらに15をかけて15年あたりの数字になります。

2.1時間/月 × 12か月 × 15年 = 378時間

宅配ボックス1つあたりで生涯378時間の労働削減効果があるという計算になりました。
1時間の労働の人件費を2,000円と仮定した場合、宅配ボックスのコスト削減効果は以下になります。

2,000円 × 378時間 = 756,000円

75万円!?

これは想像以上にすごいです!75万円もの削減効果です。
宅配ボックス1つあたりの値段をアマゾンで調べてみました。



今回の実証実験で使われたのではないかと思われるパナソニックの宅配ボックスはアマゾンで約47,000円です(6月8日時点、色や開閉タイプで値差あり)。
つまり、約5万円の投資で約75万円分のリターンが得られるわけです。15倍のリターンですよ!!

今回の実証実験をうけて、あわら市では、宅配ボックスの設置費用の一部を補助する制度を創設するそうです。いや、ほんとやるべきです!自治体がやってもいいですし、ヤマトや佐川急便らも多少負担をおってでもやったほうがいいでしょう。

ちなみに宅配ボックスの耐用年数を10年にした場合でも約50万円です。
また、パナソニックの実証実験のデータを見ると1月あたり583個の荷物があったそうで、1軒あたりの荷物の個数になおすと約5.5個となり、けっこう多い数字になります。しかしそれでも耐用年数10年として、月の荷物が1個程度だったとしてもコスト削減効果は約5万円です。宅配ボックスの値段とトントンです。

しかも需要が伸びて大量発注となればボリュームディスカウントも期待できます。

ヤマト運輸の労働環境問題で暗雲がたちこもっていましたが、このパナソニックの実証実験で少し明るい未来が見えてきましたね。


宅配ボックス普及の先にあるドローン配送

宅配ボックスの普及は単なる再配達の削減だけでしょうか?
わたしはそれ以上のものがあると感じています。ドローン配送ですの普及です。

2016年12月14日にアマゾンがドローンでの配送を行ったと発表し、動画が公開されました。



この動画ではドローンが配送するということだけに着目されており、受取は自分で取りに行くとようになっていました。仮にこの家に宅配ボックスが設置されていたら、宅配ボックスとドローンが通信をして、宅配ボックスで受け取ることが可能になるのではと思いました。

これからは5G、IoTの時代です。
すべてのものがインターネットに繋がる時代です。
宅配ボックスの場所がわかっていればドローンがそこに行くことはそう難しくはないでしょう。宅配ボックスの受取もなにか規格を決めればできそうです。最悪アームでもつけとけばいい気がします。

もしこのようなことができれば、もはや初回配達の宅配の人件費すらも削減できるのです。
再配達だけで75万円分のコスト削減効果でしたが、これができればそれより何倍ものコスト削減効果が見込まれるでしょう。

このニュースを見て、わたしは少し未来が見えた気がして興奮してしまいました。



スポンサードリンク



関連記事