やめさせてくれない会社を正しくやめる方法 - 通信業界のゆとりが伝えるゆとったブログ

やめさせてくれない会社を正しくやめる方法

仕事
05 /10 2017
退職届

先日ともだちから会社をやめようとしてるけれど、なかなかやめさせてくれないと相談をうけました。
わたし自身特に会社をまだやめたこともなかったですし、どうしたらいいのかわからなかったのですが、いろいろと調べながら最終的にぶっちすることなく、正式な手順をふんで退職することができました。

会社をやめると言ってもやめさせてくれないことに、最初は衝撃をうけましたが、意外とこのようなことはあるのではないかと感じました。

そこで今回のことについて書きとめておき、同じような状況にいる人がいたら少しでも役にたつ情報を残せておければいいと思いました。


そもそも退職を決意した理由

ともだちはその会社で約5年働いていました。現場勤務だったため、基本的にたまに来るマネージャーが現場社員の管理をしていました。

5年間それなりに楽しく仕事をしていたみたいなのですが、有給はとれるような状況ではないなど、いい労働環境とはいえませんでした。
それでも人間関係はよかったようで、そのおかげで仕事を続けられていたようです。

しかし、あるときにチームリーダーがかわり、新しいチームリーダーのともだちへのあたりが強くなりました。
それだけならまだよかったのですが、そのチームリーダーは自分のミスをともだちのミスとして、マネージャーに報告したのです。

それからマネージャーに呼び出され、自分のミスではないといっても、ミスを認めればなにも咎めないとまるで犯人扱いをしてきます。

人間関係だけが取り柄だった職場で人間不信になってしまったため、ともだちは退職を決意しました。


やめさせないマネージャー

社畜600


退職を決意したともだちは、マネージャーに退職したいと申し出ました。
しかし、マネージャーはこういうミスなんて誰でもあるからと的を外れた説得をしようとしてきました。リーダーのことを言ってもまためんどくさいことになりそうだったようなので、とにかく今の人間関係では無理なのでやめたいと再度申し出ました。
それでもマネージャーは少し疲れてるんだよ、ちょっと休んでみたら?と言ってきました。もちろん有給はとれませんが・・・

数時間そのやりとりをつづけ、その日は諦めて、再度次の日半分泣きながらやめたいと申し出ました。
ここでマネージャーは退職を了承し、現場のみんなに挨拶するようにといって、夕会でみんなを集めて挨拶をさせました。
このまま退職になると思い、現場の他の人からも挨拶をいただき終わったところで、マネージャーがやっぱり他の人を裏切ってやめるなんておかしいと言い出し即解散となり、その日も退職となりませんでした。

そしてさらに次の日、もう本当に無理です、やめさせてくださいと申し出ると、やめるのはわかったけど引き継ぎはしっかりしてほしいと言ってきました。しかし、今いる人に引き継ぐわけではなく、新しく入る人に引き継ぐということで、さらに採用活動をしているわけではないので、いつ新人が入るのかもわかりません。

というかこの状況、絶対新人をとる気がありません。
マネージャーはまったくやめさせる気がないのです。

人事とかそういうのどうなってるのかも聞いてみましたが、現場だからいまいちよくわからないようで、人事に直接言うのもできませんでした。

よくよく話を聞くと、過去にも先輩が数人会社をやめていったみたいなのですが、その人たちはみんなぶっちしてやめていったようで、毎回マネージャーがやめさせていなかったようでした。


最強の武器 労働基準監督署の名刺

労基240


この時点で、いろいろ調べていたので退職届を出せば14日経てばやめられるということはわかっていました。
しかし、14日間勝手に有給をとっても訴えられたりしないか、会社がちゃんと退職手続きしないで転職したときに2重労働になってしまったりしないか、そもそもいつ会社は退職扱いにするのか、退職金や残った有給はどうなるのか等々わからないこともたくさんあり強制退職しようにもできずにいました。

ネットにいろいろ書いてあるけど結局どこまで法が守ってくれるのかわからなかったため、最後の手段として労働基準監督署に相談することをともだちに提案しました。さすがにともだちも提案したときは、苦い顔をしていましたが、結局今のおかしい職場から出ていくためにも、労働基準監督署に行くべきだと判断してくれ翌日労働基準監督署の相談窓口を訪れました。

そんなに仕事をやめさせてもらえない人がたくさんいるのか労基の職員ははいはいいつものねーというようなかんじでさくさくっと相談にのってくれたそうです。

退職の意向を確認したところで、「大丈夫です。法があなたを守ってくれます。」とあんしんのひとこと。
「では、一緒に退職届を書きましょう」と一緒に退職届を書いたそうです。

「労基に寄って来たといえば、だいたいひるむのであとはこれを出して終了です。一応名刺も渡しておきます。もしそれでも突き返されたら内容証明つきで郵送しましょう。」と説明してくれたそうです。ひるむって・・・。

あまりにあっさりしていたため、ともだちも勢いにのって有給がたくさん余っているはずだからちゃんと消化したいという希望も言ってみたら、労基の人も「それなら有給届も一緒に書きましょう。有給は権利なので必ずとれますし、退職日が決まっていたら日にちの変更もできませんので確実です。」と力強い言葉をくれたそうです。

有給がどれくらい残っているのかをともだちはわからなかったのですが、計算方法があるらしく労基の人が計算してだしてくれたそうです。

そういうわけで武器を一式そろえて、マネージャーに再び会いに行き開口一番「労基に寄ってきました。これは名刺です。退職届と有給届です。」と言って届を出したところ、すぐに受理されて正式な会社の手続きがはじまったそうです。
有給の数も計算どおりで、すべて取得でき、退職金もちゃんと出るそうです。
そして各書類に印鑑を押して、無事手続きを完了させたようです。

ともだちも最後のあっさりさに今までのやりとりはなんだったのかとむなしくなったそうです。

なんにせよ、労基に寄ってきたという一言と名刺、これは絶対的に効力があると感じました。

最後にお願いです。もしおなじような悩みをかかえている人がいたら、勇気を出して労働基準監督署の相談窓口に行ってみてください。
自分がそうでなくても、もしまわりから今回のようなことが相談されるようなことがあれば、ぜひ労働基準監督署の相談窓口をおすすめしてあげてください。

わたしは今回の相談を受けて、ほんとうにともだちの会社に腹がたちました。
2017年にもなってなにをやっているのだろうかと。
もはや少しずつとも言いません、即刻日本の労働環境が改善することを望んでいます。
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